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猫がトイレに失敗する理由とは?突然粗相する原因・対処方法を紹介!

猫がトイレに失敗する理由とは?急に粗相する原因・対処方法を紹介!

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突然トイレを失敗する理由

突然トイレを失敗する理由

今までトイレの問題がなかった猫が「最近急にトイレを失敗するようになった!」という経験がある飼い主さんもいるでしょう。

では、どのようなことが原因で、突然トイレに失敗してしまうのでしょうか。

トイレが汚れている

猫はすごくきれい好きです。

いつものトイレでしなくなったときは、前の排泄が残っていることが原因かもしれません。

一度汚れたら、次の排泄をしたがらない猫は意外と多いものです。

衛生管理のためにも、猫が変な場所で粗相をしないためにも、汚れを確認したらすぐに取り換えるようにしましょう。

飼い主の気を引きたい

甘えたい猫は、わざと粗相をすることがあります。

来客時や家族が増えたときなど「自分に構ってくれなくなった」と感じた猫にはよくある行動です。

できるだけスキンシップをとり、寂しさを解消してあげるよう努めましょう。

発情期を迎えた

猫は年に2回発情期を迎えます。

この時期には、縄張りを示す『マーキング』として、自分のニオイを残すためにいつもと違う場所におしっこをすることがあります。

ニオイが残っていると、繰り返しおしっこをかけてしまうので、粗相を見かけたらすぐに掃除しましょう。

トイレ以外に排泄を促す場所がある

トイレ以外でうんちしちゃった!」というときは、部屋の散らかりが原因かもしれません。

猫は洗濯物が床に落ちていたり、新聞が広がっているなど、なにか『かき集めるもの』がある環境を見ると、本能的に催してしまいます。

布団にしてしまう理由

布団にしてしまう

猫がベッドや布団、ソファーに粗相をして、「ニオイがこびりついてしまった!」という飼い主さんは多いでしょう。

猫はなぜ布団でうんちやおしっこをしてしまうのでしょうか。

また、粗相されてしまったとき、どのような対処法があるのでしょうか。

猫が布団に粗相をする理由

猫が布団やソファーを狙って粗相をするのは、本能によるものです。

前述したように、布団やブランケットなど、かき集めることができるものがあると、排泄したものを隠すチャンスと感じます。

野生の頃、枯れ草をかけたり、土の中に埋めて隠していた本能が残っているということです。

猫の粗相を治す方法

掃除が大変な布団やソファーへの粗相は、飼い主さんにとって困りものですよね。

この粗相をやめさせるためにはどのような対策が効果的なのか、ご紹介していきます。

トイレ環境を改善する

前述しましたが、猫がいつものトイレを避けるのは、トイレの衛生環境が原因であることが多いです。

朝の排泄物が残っていないか、トイレにニオイが染みついていないかなど、きれいな環境が保てているか確認をしましょう。

消臭スプレーを活用する

一度粗相をされてしまうと、布団に香りが染みついてしまい2度3度と繰り返されることが多いです。

布団を守るためにも、徹底的に洗濯をして、消臭スプレーなどでニオイを取り除きましょう。

考えられる病気

考えられる病気

トイレ環境は良く、猫の不満となるような原因は見当たらないのに粗相が続いているときは、もしかすると病気が原因かもしれません。

粗相に繋がる猫の病気にはどのような種類があるのでしょうか。

また、どのような様子から判断できるのでしょうか。

猫下部尿路疾患(FLUTD)

『猫下部尿路疾患』とは、猫の膀胱から尿道までの尿路に起こる泌尿器系トラブルの総称です。

猫下部尿路疾患になると、トイレ回数が増えたり、逆におしっこがほとんど出てこないという症状が見られることがあります。

また、悪くなると血尿に繋がることがあります。

尿路結石症(尿石症)

『尿路結石症』は尿管や尿道の中に、結晶ができて詰まってしまう病気です。

猫にとても多いトラブルで、特に尿道が長い雄の方がかかりやすいといわれています。

また、肥満猫もかかりやすいため要注意です。

トイレの回数が増えると同時に、排尿時に痛みを伴うので、苦しそうにしていたり鳴いたりするときは尿石症の疑いがあります。

▼猫の尿路結石についての記事はこちら!

細菌性膀胱炎

『細菌性膀胱炎』は、ウィルスに感染することで膀胱が炎症を起こす病気です。

猫の尿は濃度が高く細菌が繁殖しにくいので、犬と比べるとかかりにくいと言われています。

トイレの回数がぐっと増えることが兆候として見られ、悪くなるといつもと違う色やニオイの尿や、血尿が出ることがあります。

膀胱の腫瘍

あまり見られるものではありませんが、高齢になるにつれて膀胱に腫瘍ができるリスクが高まります。

膀胱の内側に炎症が起こり、排尿回数が増えてきます。

悪くなると血尿に繋がることもあり、これが発見のサインとなることが多いです。

すぐに死ぬという怖い状態ではありませんが、発見が遅れることで他の臓器に炎症が飛び火する可能性があります。

愛猫に上記のような病気の疑いがあるときは、すぐに動物病院で獣医さんの判断を仰ぎましょう。

高齢猫の粗相

高齢猫の粗相

猫の年齢が上がり老猫になると、粗相のトラブルは増えてくるものです。

これは加齢によるものなので、ある程度は仕方がないと受け入れるしかありません。

具体的には、老猫はどのような原因でお漏らしをしてしまうのでしょうか。

老猫がお漏らしをする原因

年齢があがると、筋肉が弱ってきたり、体調不良によって粗相は増えてしまいます。

老化が原因となっている

高齢になり足腰の筋肉が弱ってくることで、トイレに移動するのが億劫になったり、トイレに入るのが困難になります。

トイレの形によってはうまく中に入れず、おしっこがはみ出すというトラブルも発生します。

腎臓病や膀胱炎などの病気

『腎臓病』や『膀胱炎』は猫の年齢が上がるにつれてかかる可能性が高くなる病気です。

どちらの病気も、水を飲む回数が増えることで頻尿となります。

頻尿になることで、トイレにたどり着く前に出てしまったり、前のおしっこが片付けが間に合わず、トイレですることを嫌がって粗相してしまうのです。

老猫の粗相の対処法

老猫の粗相の対処法として、下記のようなことが挙げられます。

トイレに入りやすい工夫をする

入りやすい場所にトイレを設置したり、入り口が低めのトイレにするなどの改善をしてあげましょう。

そうすることで、トイレに入りにくいために間に合わないということを防げます。

トイレの数を増やす

トイレの数を増やせば、掃除が間に合わなくても、もう一つのトイレを使ってもらえます。

数が増えると手間もかかりますが、汚れたらすぐに掃除してあげることが大切です。

おむつの導入を検討する

トイレを改善しても、あちこち汚されてしまうときは、おむつの導入を検討しましょう。

まずは外出時など、目を離してしまう時間帯に限定して使い始めてみるのがおすすめです。

▼高齢猫の特徴についての記事はこちら!

猫がトイレを覚えない

猫がトイレを覚えない

猫のトイレトレーニングが終わっても、引っ越しなどによりしつけ直しが必要になる場合もあります。

ここでは、トイレトレーニングをスムーズに進めるコツをご紹介していきます。

トイレトレーニングの始め方

まずは、尿で汚れたティッシュなどをトイレに置くことから始めましょう。

自分の尿のニオイを嗅ぐことで、トイレと認識してくれることがあります。

トイレトレーニングのコツ

ニオイをつけても「なかなか覚えてくれない…」という場合にはどうしたらいいのでしょうか。

ここからは、トイレトレーニングのコツや見直すべきポイントを見ていきましょう。

粗相をしても怒らない

粗相をしたときに怒ると、「おしっこする=怒られる」と勘違いし、排泄を我慢したり、あえて見つからないような場所でしてしまいます。

「変なところに隠していた!」というトラブルに陥らないように、粗相を見つけたときは怒らず静かに片付けましょう。

トイレ外でしたら臭いを消す

猫には自分のニオイが残っている場所に繰り返し排泄をする習性があります。

粗相を見つけたら、『消臭スプレー』を使うなどして徹底的にニオイを消しましょう。

トイレの場所を変えてみる

トイレをうるさい音が突然する場所や、人がよく通る場所に置いていませんか。

洗濯機の近くや玄関は大きな音がすることが多く、猫がトイレを怖がってしまいます。

落ち着いて用を足せるように、トイレは静かでニオイのこもらない場所に設置しましょう。

▼猫のトイレの設置場所についての記事はこちら!

トイレを改善する

トイレの大きさや深さが、愛猫に合っているか確認しましょう。

また、猫はトイレの砂にもこだわりを見せることが多いため、猫砂の種類を変えてみることでスムーズにトイレトレーニングが進むこともあります。

猫がトイレの砂をかかないときや、トイレの後すぐに走り出すときは、トイレや砂を気に入らないサインかもしれません。

▼猫のトイレのしつけ方についての記事はこちら!